米Metaは9月27日(現地時間)、同社のイベント「Meta Connect 2023」においてスマートグラスの新モデル「Ray-Ban Meta スマート グラス コレクション」を発表した。カメラ、マイク、スピーカーを内蔵し、同社のAIアシスタント「Meta AI」と会話することもできる。価格は299ドル、10月17日に米国で発売予定。
1200万画素のカメラを内蔵し、米QualcommのSnapdragon AR1 Gen1プラットフォームを採用。32GBのストレージを内蔵し、1080p/60秒の動画を撮影できる。5つのマイクを搭載し、動画の音声は空間オーディオとして記録することができる。また指向性を高め、音漏れを低減しつつ音量を50%増加し、低域が2倍改善されたスピーカーと合わせて、快適なハンズフリー通話が可能という。
カメラはFacebook/Instagramのライブストリーミングにも対応。スマートグラスの側面をタップして、視聴者からのコメントを聞くこともできる。フレームとレンズの組み合わせは150種類以上。Ray-Banのロゴが入ったケースは、最大8回の追加充電(合計36時間分)が可能だ。
同日に発表された「ChatGPT」のようなAIアシスタント「Meta AI」とも連携。「Hey Meta」と声をかけると、スマートグラスの内蔵マイク/スピーカーで、AIと会話できる。食材から献立を考えてもらったり、メッセージ内容の音読、カメラで撮影した写真や動画を友人や家族に送るよう指示することもできる。
さらに、来年にはスマートグラスで撮影した写真をAIが見れるようになる、マルチモーダル対応も予定。例えば写真で「このランドマークは何?」という質問に「これは、マンハッタンのワシントンスクエア公園にある凱旋門です」など、メガネごしに見ている視界で気になったことをAIに説明させることができるという。
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