ヨシカワ
お嬢様、まず「ChatGPTに入力した情報は、AIのトレーニングに使われる」可能性があることはご存じですか?
ITお嬢様
あえっ、そうですの!? わ、私のお夕飯がAIの栄養に……。
そういう理解でOKです。まぁ、そうされないようにする方法もあるんですけど、多分使ってないですよねー。
……。
(むくれていらっしゃる)
話続けますね。で、AIのトレーニングに使われるってことは、情報が意図しない形でよそに流れるってことでもあるんですよ。
つまり、情報漏えいってことですの?
そうです。ユーザーの回答を学習したAIが、他のユーザーへの回答にその情報を使うリスクはありますよね。
え、じゃあ私のお夕飯筒抜けってことですか?
かも。あくまで可能性ですけど。
ひえっ……アジフライ……だし巻き卵……べったら漬け……。
(酒飲みのおじさんみたいなの食べてるなあ)
……あれ、でもちょっと待ってください。最近は会社とか、自治体とかがAI使ってますよね。ということは、入力された情報がダダ漏れなんですの?
お、いい着眼点です。そうですね。お嬢様と同じ使い方をすればそうなります。
……それはヤバくありませんこと?
お嬢様と同じならね? でも実際はそうではありません。
実はChatGPTって「うちの情報は学習に使わないでください」って設定できるんですよ。で、企業とか自治体もそれをオンにして使っている。
まぁ企業や自治体が使ってるのは、厳密にはChatGPTと同一ではないことも多々ありますが、そこは大体一緒です。
し、知りませんでした……。どの口でAIマスターと……。
その口ですよ。あとは、それぞれの組織でガイドラインを作って「こういう情報は入れないようにしましょう」とかを決めて運用することで、安全性を確保しているところも多いですね。
お客さんのデータ漏らしたら大変ですものね。
イエス。今日は賢いですねお嬢様。
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