セゾン情報システムズは10月4日、大規模言語モデル「GPT-4」などのAPIを米Microsoftのクラウド「Microsoft Azure」経由で使えるサービス「Azure OpenAI Service」の導入支援を始めた。GPT-4などによるチャットbotなどを、ビジネスチャット「Slack」経由で使える環境を整える。法人向けで、料金は19万8000円から。
AzureとSlackの利用環境が整っており、MicrosoftからAzure OpenAI Serviceの利用が承認されている企業であれば、最短2日で環境を整備できるという。入力したデータをAIの学習に利用されないようにすることも可能。安全な利用に当たっての社内ガイドラインの一例も提供する。ただし顧客はSlackやAzureの利用環境を自社で整備する必要があり、各サービスの利用料金も別途掛かる。
Azure OpenAI Serviceの導入支援サービスは、すでにIIJやSCSKなどが150万円程度で提供を始めている。一方、セゾン情報システムズはSlackやAzureといった利用基盤がすでに整っている顧客に限定したサービスにすることで、より競争力のある料金を実現したとしている。
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