ホンダは10月17日、子会社の米Honda Aircraft Company(HACI)が開発中の小型ビジネスジェット機を「HondaJet Echelon(ホンダジェット・エシュロン)」と命名したと発表した。2026年の初飛行を目指して開発を進める。
17日(現地時間)から米国ラスベガスで開催される世界最大のビジネス航空機ショー「2023 NBAA-BACE」に合わせて発表した。会場ではエシュロンのモックアップと現在販売している「HondaJet Elite II」を展示するという。
エシュロンは11人乗りの小型ジェット機で、現在HACIが生産している「HondaJet Elite II」より1クラス上の「ライトジェット機」に分類される。主翼の上面に配置するエンジンや自然層流翼型ノーズ、コンポジット胴体といった独自技術を進化させ、競合のライトジェット機より約20%燃費を向上。ノンストップでアメリカ大陸を横断できるとしている。
HACIは、ちょうど2年前のNBAA-BACEでエシュロンにつながる「HondaJet 2600 Concept」を参考展示し、今年6月に製品化を決定した。24年半ばまでに初号機の製造を始め、26年中に初テスト飛行を実施。28年に型式証明を取得する計画となっている。
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