KDDI、360度どこからでも見られる音楽ライブ配信「αU live」開始 VTuber「花譜」などと連携

[ITmedia]

　KDDIは10月24日、音楽ライブの映像を360度どこからでも視聴できる配信サービス「αU live」の提供を始めた。今後、バーチャルYouTuber（VTuber）で歌手の「花譜」（かふ）や、VTuber「キズナアイ」で知られるActiv8の所属アーティストなどが音楽ライブを配信するという。

　αU liveはスマートフォンやPC、タブレット端末で利用可能。ユーザーは視点を自由に操作でき、映像を好きな距離・角度で視聴できる。通常の音楽ライブ同様、ユーザーは配信前に視聴券を購入する必要がある。チケットの価格はライブごとに異なる。

　サービスの開発には、米Google Cloudのクラウドサービスを活用。AR・VR向けのクラウドレンダリング技術「Immersive Stream for XR」を採用したという。

　合わせて、音楽アーティストに代わって楽曲をApple MusicやSpotifyなどのサブスクリプションに一括配信するサービスを11月から始めることも発表した。ターゲットは個人やインディーズで活躍するアーティスト。「αU liveも含めたアーティストのパフォーマンス映像および楽曲を、アーティストの希望に基づき、KDDIが各音楽配信サービスに配信する」（KDDI）として、αU liveとのシナジーも見込む。