オフィス家具メーカーのオカムラは10月26日、実在の商品(チェア)を3Dデータにした「オカムラデジタルコレクション」を発表した。VTuberが配信する際のスタジオ背景や漫画の背景などにも使用できるとしている。
オカムラが販売しているオフィスチェア「Contessa II」(コンテッサ セコンダ)と「Sabrina」(サブリナ)、およびゲーミングチェア「STRIKER(ストライカー) SEATING」の製造過程で使用した緻密な3Dデータを用いたデジタル家具。造形だけでなく、機能やオプション、カラーバリエーションといった細かい部分も再現した。
オカムラは想定される用途として、1)ユーザーがメタバースプラットフォーム上に制作するマイルーム、バーチャルオフィス、共創空間等への設置、2)ユーザーが「オカムラデジタルコレクション」製品をもとに独自のカスタマイズを施しSNSに公開し、知人や友人、ファンとのコミュニケーションを創出するツールとして使用(再配布・販売は禁止)、3)VTuberが配信する際のスタジオ背景として使用、4)漫画家やイラストレーターがオリジナル作品の背景3Dモデルとして使用の4点を挙げ、許諾範囲を明確にした利用規約も用意した。素材形式は、Unity Package、FBXファイルなど6種類。
価格はコンテッサが2300円、サブリナは1400円、ストライカーが860円とリアル商品の100分の1とした。ピクシブが運営する創作物のマーケットサイト「BOOTH」で月内に販売を始める。
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