11月23日に映画「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」が公開されました。2019年に公開され、埼玉への“愛あるディスり”が話題となった映画「翔んで埼玉」の続編です。
前作は埼玉県民にも快く受け入れられ、興行収入37億6000万円のうち、10億6000万円が埼玉県内で記録されたそうです。20年ほど「そこらへんの草」を食べる生活をしていたボクも埼玉県内の劇場に足を運んだのですが、2日前に予約した時点でほぼ満席。埼玉県民の期待の大きさが伺えました。
今作は前作よりかなりスケールが大きくなっていて、埼玉県の他に滋賀県など関西圏の各府県がネタになっています。扱うネタが増えたこともあってか、上映が始まると終始フルスロットル。導入部分もそこそこにガンガン来るので、作品の世界観に入り込みそこねたボクは、ノリについていけませんでした(この辺は漫画で詳しく描いています)。
ただ、地域ネタは有名どころからマニアックなものまでかなりの数が盛り込まれているので、いじられている県に愛着のある人には必ず刺さるネタがあると思います。また地元の映画館で、府民・県民一体となって笑いを共有できるのは、このシリーズの大きな魅力。ボクが入った劇場でも、上映後には拍手が起きていました。
一方で、埼玉県や関西圏以外に住んでる人には分からないネタも多いでしょうし、どこまで楽しめるのかは少し気になりました。笑いのツボも人それぞれなので、万人が笑えるものを生み出すのは本当に大変だなぁ……と一丁前なことを考えながら、ギャグマンガ家の端くれは一人帰路についたのでした。
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