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外国人向けの身分証「偽造工場」を摘発、マイナンバーカードも 警視庁

» 2023年12月04日 14時50分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 外国人向けにマイナンバーカードを偽造したなどとして、警視庁国際犯罪対策課は12月4日、入管難民法違反の疑いで、中国籍の無職、周桜婷容疑者(26)=大阪市大正区泉尾=を逮捕した。調べに対し、容疑を認めているという。

photo 警視庁

 逮捕容疑は11月12日ごろ、自宅でベトナムやインドネシアなどの国籍の男女の在留カード13枚、マイナンバーカード9枚を偽造したとしている。

 国際犯罪対策課によると、周容疑者は2023年6月ごろから、中国本土にいるとみられる指示役から発注を受け、外国人客へ日本の身分証の偽造品を作っていたとみられる。各身分証は1枚約1万円で販売され、周容疑者は日当として日本円に換算して約1万2000〜1万6000円程度を受け取っていたという。

 家宅捜索ではマイナンバーカードを模してICチップのようなものが付いた、白紙のプラスチック板が約750枚押収されるなどしており、国際犯罪対策課で余罪を調べている。

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