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Qiitaユーザー約2000人に聞いた「勤め先のサーバ・クラウド」 AzureとGoogle Cloudが接戦

» 2023年12月12日 14時54分 公開
[ITmedia]

 ITエンジニアの知識共有サービス「Qiita」ユーザーに聞く、「勤め先で使っているクラウド・サーバ」のトップは──運営元のQiita社は12月12日、こんな調査結果を発表した。1974ユーザーに複数回答で聞いた結果、最も利用率が高いのは「AWS」(1259件)。2位は「Google Cloud」(563件)だった。

photo 勤務先で使っているサーバ(調査結果から引用、以下同)

 3位は「Azure」(544件)で、Google Cloudと小差だった。4位は「オンプレミス」(499件)、5位は「レンタルサーバ」(239件)、6位は「さくらのクラウド」(166件)、7位は「Oracle Cloud」(74件)、8位は「IBM Cloud」(55件)、9位は「その他パブリッククラウド」(43件)、10位は「ニフクラ」(35件)だった。

 11位以下には「IDCFクラウド」(11位、26件)や「Alibaba Cloud」(12位、23件)などが入った。2022年の前回調査に比べると、Oracle CloudやIBM Cloudが順位を上げた。

 回答を、勤め先の従業員規模別に集計した結果も公開。企業規模が大きくなるにつれ、Azureやオンプレミスの利用割合が増えることが分かった。例えば従業員数100人未満の場合は、AWSの利用率が40%超、Google Cloudが20%超、Azure、さくらのクラウド、レンタルサーバ、オンプレミスがそれぞれ20%以下だった。

photo 企業規模別の集計結果

 一方で5000人以上の場合、AWSが40%超なのは変わらないものの、Google Cloudは20%を、さくらのクラウドとレンタルサーバは10%を下回った。逆に、Azureとオンプレミスは40%近い値だった。こちらは、前回調査と同じ傾向だった。

 調査は9月29日から10月31日にかけてネット上で実施。Qiitaユーザー2779人から回答を集め、学生・無職・フリーランスを除く1974人のデータを集計した。

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