ITmedia NEWS > 速報 >

東京都、能登半島地震の被害状況をデジタルツイン3Dビューアに掲載

» 2024年02月05日 19時33分 公開
[片岡義明ITmedia]

 東京都は2月2日、サイバー空間上に3D都市モデルを公開する「東京都デジタルツイン3Dビューア」に、令和6年能登半島地震の被害状況に関する地理空間データを掲載したと発表した。復旧、復興活動での活用を見込む。

 掲載データは発災前の点群データや微地形表現図、写真地図画像、発災後の斜面崩壊や堆積分布データなど。Webブラウザ上で震災前後の地形データや被害状況に関するデータを重ね合わせて見ることができる。

 点群データは、石川県のデータを東京都がカラー化などの加工を行った上で掲載した。今後、国などが発災後の点群データを取得する予定のため、これらを重ね合わせることで災害状況の正確な把握・分析に活用できるという。

 また、3Dデータの活用経験がある東京都と静岡県が連携し、技術的な支援も行う。

「東京都デジタルツイン3Dビューア」はWebブラウザで利用できる(画像は都内を表示)

この記事について

この記事は、地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト「GeoNews」から転載、加筆したものです。URLはこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.