Metaの取締役にBroadcomのCEOと元Enron幹部 これで5月には10人に

[ITmedia]

　米Metaは2月14日（現地時間）、2人の新取締役を選出したと発表した。米Broadcomの社長兼CEOのホック・タン氏（71）と元Enron幹部で慈善事業家のジョン・アーノルド氏（50）で、即日発効した。

ホック・タン氏（左）とジョン・アーノルド氏

　マーク・ザッカーバーグCEOは発表文で「われわれはAGIの構築に注力しているため、シリコンとエネルギーインフラに関する深い専門知識を持つ取締役を迎えることは、長期ビジョンの実行に役立つ」と語った。

　タン氏は2006年3月からBroadcomの社長兼CEO兼取締役を務めている。同氏は発表文で「Metaは次世代コンピューティングにおいて驚くべき役割を担っている」と語った。

　アーノルド氏は慈善団体Arnold Venturesの共同創設者。同団体は「医療、教育、刑事司法、インフラ、財政などの公共制度の成果を向上させることで、米国で最も差し迫った問題のいくつかに取り組むことを目指している」という。

　Metaの取締役会からは元COOのシェリル・サンドバーグ氏が5月に退任することになっており、その時点で10人編成になる見込みだ。