日本発スタートアップが2月に発表した資金調達のうち、最も金額が大きかったものは──起業支援事業などを手掛けるフォースタートアップス(東京都港区)がこんなランキングを発表した。1位は日本発の農業スタートアップで、現在は米国を拠点に植物工場を手掛けるOishii Farm(200億円)、2位は愛知県と台湾を拠点に小型EVを手掛けるLean Mobility(28億円)で、海外市場を視野に入れた2社が上位に入った。
3位は二酸化炭素排出量をデータ化するクラウドサービスを手掛けるe-dash(東京都千代田区、25億円)、4位は電力網の最適化を手掛けるDGキャピタルグループ(名古屋市、16億円)、5位はクリニック向けのSaaSを手掛けるメディカルフォース(東京都品川区)だった。
元メルカリ青柳直樹氏による立ち上げで話題になったライドシェアスタートアップ・newmoは6位(14億7000万円)。他にはレジャー予約サイト「アソビュー!」などを提供するアソビュー(東京都品川区)や不動産管理クラウドを手掛けるヤモリ(東京都渋谷区)などがTOP20に入った(いずれも10億円で同率11位)。
調査は2月1日〜29日に実施した。対象はフォースタートアップスが運営するスタートアップ企業のデータベース「STARTUP DB」に登録した約2万3000社。各社の登記簿謄本、プレスリリースから情報を集め集計したという。なお、2月に資金調達を発表していることを基準に集計したため、企業によっては実際の調達が1月以前だった可能性もあるとしている。
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