ITmedia NEWS > 社会とIT >
セキュリティ・ホットトピックス

「アニヲタWiki(仮)」に“怪しい広告”で騒動 管理人が詐欺サイトへのスクリプト埋め込み アットウィキが謝罪

» 2024年03月15日 18時36分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 ウィキレンタルサービス「atwiki」を運営するアットウィキは3月15日、百科事典サイト「アニヲタWiki(仮)」について、同サイトの広告に問題があったとして謝罪した。アニヲタWiki(仮)の管理者が設置した広告で、ページ閲覧時にウイルスソフトなどが反応する問題が生じていた。アットウィキはすでに該当の広告を除去したとしている。

百科事典サイト「アニヲタWiki(仮)」に詐欺スクリプトで騒動

 アットウィキは続けて「この問題は、実際にはウイルスではなく、サイト閲覧しても問題ありません。現時点で、実際に感染したという報告もありません。また、他のアットウィキサイトについても問題ありません」と、安全性について説明している。

 またこの問題を受け、アニヲタWiki(仮)の現管理人の権限を永久停止したとも発表。「本件において、社内にて慎重に検討を重ねました結果、事の重大さを真摯に受け止め、管理者権限を永久停止いたしました。次期管理者の選定方法については、後日、本wiki内にておって掲載いたします」と案内している。

管理者権限の永久停止を発表

 アニヲタWiki(仮)は、atwiki上で立ち上げられたアニメや漫画などの百科事典サイト。同サイトを巡っては、3月14日ごろから「atwikiのアニヲタwiki(仮)に詐欺サイトへつながるスクリプトが埋め込まれている」という指摘が複数のユーザーから上がっていた。これを受け、一部の有志ユーザーによって、別のレンタルwikiサービス「WIKIWIKI」に移転する動きが見られていた。

「WIKIWIKI」へ移転する動きも

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.