3月22日にカプコンからオープンワールドのアクションRPG「ドラゴンズドグマ2」(PS5、XboxSeriesX|S、PC)が発売されました。前作から12年ぶりの新作ということで発売前から期待の大きかった作品ですが、一方で不満の声も目立つようです。なぜでしょう。
SNSなどをチェックすると、PC版についてはクラッシュやフリーズなど不具合に対する不満もあるようですが、全体としてゲームシステムの不便さに対する不満が多い印象です。例えばセーブデータが1つしか作成できずプレイをやり直すのが面倒、ファストトラベル(目的地まで瞬間移動する機能)が使いにくいといった声が上がっています。他にも様々な部分が「不便」といわれています。
ボクもプレイ中は、探索でアイテムを集めるとすぐに重量オーバーになって主人公の動作が重くなったり、マップが見づらく目的地が分かりにくかったりすることに辟易しました。他にも乗り物が壊れて途方に暮れるとか、とにかくいろいろあって(詳細は漫画で!)、ストレス爆発です。
ただ、ふと気づきました。見方を変えると、これらは実際に冒険をしたら十分に起こり得るトラブルばかり。そうした部分をゲームの中で再現することで、“リアリティ”という別の魅力を生み出そうとしたのではないか、と。ゲームに現実味を求める人なら、これらボクにとってのストレス要素も苦にならないか、むしろ楽しめるのかもしれません。
実際、バトルはシンプルながらもやりごたえがあり、ストーリーも面白いです。そうした点を含め、ドラゴンズドグマ2は優秀なタイトルだと思います。
異世界でリアルな冒険をしてみたい、あるいは今までのゲームは便利すぎて「ぬるい」と感じていたような方々には、ぜひこのゲームに挑戦してほしいと思います。ボクは……ちょっとストレス過多になってしまったので、しばらく現実世界で休みます。
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