米国土安全保障省(DHS)は4月26日(現地時間)、ジョー・バイデン米大統領の指示により、 Artificial Intelligence Safety and Security Board(AIの安全性およびセキュリティに関する諮問委員会、AISSB)を設立し、米OpenAIのサム・アルトマンCEOなど、AIに携わる22人を委員に招致したと発表した。
この委員会は、昨年12月に計画を発表していたもので、米国の重要インフラでのAI使用に関連するセキュリティ、回復力、インシデント対応を向上させるための情報と推奨事項を連邦政府と国民に提供することが目的だ。
立ち上げ段階の委員は以下の22人。AI関連企業だけでなく、研究者や政府関係者も含まれる。Apple、Meta、XのCEOは参加していない。
アレハンドロ・マヨルカス国土安全保障長官は発表文で、AIは「前例のない方法で国益を推進できる」が、同時に「現実のリスクも伴う。ベストプラクティスを採用したり、その他の検討された具体的な行動をとることでリスクを軽減できる」と語った。
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