中国ByteDance傘下の米TikTokは5月9日(米国時間)、アップロードされたコンテンツが生成AIを使ったものである場合、自動的にラベルを付けることを開始すると発表した。
そのために、デジタルコンテンツの来歴証明技術の標準化を目指す団体C2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)と、米Adobe主導のCAI(Content Authenticity Initiative)に参加した。TikTokは、C2PAのコンテンツクレデンシャルを実装する初の動画プラットフォームになるとしている。
TikTokは昨年9月には、ユーザーが投稿の際に自主的に生成AIによるものだと明示する機能を追加し、自動ラベル付けのテストも開始していた。自主的に明示する機能は、3700万人以上のユーザーが利用したという。
C2PAの機能導入で、C2PA加入プラットフォームで生成されたコンテンツにも自動的にラベルが付くようになる。近日中に、音声コンテンツにも適用される見込みだ。
また、ユーザーのメディアリテラシーを高めるために、動画を使ったキャンペーンを開始する計画だ。キャンペーンでは、ラベルのようなツールの役割を説明し、誤解を招く可能性のあるAI生成コンテンツに関する意識を高めていくという。
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