全国に映画館を展開する佐々木興業(東京都豊島区)は9日、映画館チェーン「シネマサンシャイン」「ディノスシネマズ」の映画鑑賞料金を6月1日から値上げすると発表した。一般料金を現行の1900円から2000円に改定する。
対象は「グランドシネマサンシャイン池袋」など、シネマサンシャインおよびディノスシネマズで展開する全劇場。全国に18カ所ある。
値上げの理由は「水道光熱費・人件費等諸経費の値上がり、為替変動による仕入れコスト上昇などの運営コストの増加が長期化している現状では現行の価格体系の維持が困難な状況になったため」としている。
2023年6月にTOHOシネマズが一般料金を1900円から2000円に値上げするなど、映画鑑賞料金の値上げが続く。帝国データバンクが同年6月に実施した調査では、大手シネコンや地域の大規模映画館を運営する企業50社の64%が22年以降に値上げしていた。
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