米MicrosoftとLinkedInが発表した、職場でのAI活用の実態調査の結果によると、職場でAIを使っている日本のユーザーのうち78%が自前のAIツールを職場に持ち込んでいた。同社は、「日本の職場でも今後“Bring Your Own AI”が増加すると考えられる」とし、企業データを安全に活用するための環境整備が必要だと訴えている。
2024年2月から3月にかけ、日米を含む世界31の市場で、各1000人のフルタイムの従業員と自営業のナレッジワーカーを対象にオンラインで実施。平均値を算出した。
対象者の75%が仕事にAIを活用しており、うち46%が半年以内に使い始めていた。
地域別で見ると、生成AIを仕事で使っている人は北米で66%、アジア太平洋地域で83%、欧州で65%、日本では32%と日本は相対的に低かった。
世界でAIを使っている人の78%が自前のAIツールを職場に持ち込んでおり、日本でも同じ割合。特に中小企業の従業員 (80%)で“Bring Your Own AI”が進んでいる。この傾向は全年齢層に共通という。
Microsoftは「企業データを安全に利活用するための環境整備が、ビジネスリーダーにとっては急務となる」とコメントしている。
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