「GPT-4 Turbo」などの生成AIを無料で使えるプラットフォームを提供する韓国Wrtn Technologies(リートンテクノロジーズ)は6月7日、日本、米国、韓国のベンチャーキャピタルなどから28億4000万円を調達したと発表した。調達資金は製品・サービスの開発と高度化に充てる。
資金はシリコンバレーのベンチャーキャピタル・BRV Capital Managementなどから調達。日本からはLINEヤフー系列のZ Venture Capitalが参加した。今回の調達により、累計調達額は約49億円になった。
Wrtn Technologiesは2021年4月設立。GPT-4 Turboなど複数のLLM(大規模言語モデル)とのチャット機能などを無料で利用できるプラットフォーム「wrtn」(リートン)を手掛ける。wrtnのユーザーは全世界で300万人以上(24年6月時点)という。23年には日本法人も設立した。
一方で24年1月には、特殊な操作をすればユーザー名やメールアドレス、入力したプロンプトなどを窃取できる脆弱性がwrtnにあったことを発表。問題を修正したと告知した。一連のデータが悪用された形跡はないという。
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