ソフトバンクユーザーにとってうれしいニュースがありました。AI搭載の検索エンジン「Perplexity」の有料版である「Perplexity Pro」が、突如として1年間無料で利用可能になりました。このキャンペーンは、ソフトバンク本体だけでなく、ワイモバイル、LINEMOのユーザーにも適用されます。
そしてPerplexityといえば、以前この連載で、最初に課金しましょうとオススメしたサービスでもありました。この予期せぬ展開は、生成AIを使った情報収集に突然日本人のユーザーが爆増する可能性をもたらすと同時に、Perplexityに日本での利用のノウハウが蓄積される機会になるかもしれません。いずれにしろ、こんなありがたいキャンペーンは使わなきゃもったいないわけで、本記事では、この機会を生かす方法を紹介します。
Perplexityは、従来の検索エンジンとは異なるアプローチを取るサービスです。単に検索結果を表示するだけでなく、ユーザーの質問に対して直接的な回答を提供し、関連情報も付加してくれます。日常の情報収集から専門的な調査まで、幅広く活用できます。
Perplexityの特筆すべき特徴として、提供される情報の根拠をリンクで示してくれる点があります。この機能により、ユーザーはAIが生成した回答の信頼性を自分で検証できるため、AIによる「ハルシネーション」(事実と異なる情報の生成)リスクを軽減する効果的な対策となっています。
ただし、注意点があります。過去にPerplexityの有料プランを利用したことがあるユーザーの場合、この無料サービスが適用されないケースがあるようです。既存のユーザーと新規ユーザーで扱いが異なる可能性があるため、以前Perplexityを有料で利用していた方は、無料サービスの適用について、事前に確認することをお勧めします。
Perplexity Proには、以下のような優れた特徴があります。
1. 無制限のクイック検索
簡単な質問や素早い情報確認に最適です
2. 1日600回のPro検索
より深い調査や複雑な質問に対応できます
3. AIモデルの選択肢
GPT-4、Claude-3、Sonar Large (LLaMa 3)など、好みのAIモデルを選んで利用できます。各モデルの特徴を活かすことができますし、各モデルの利用テストとしても使うことができます
4. 無制限のファイルアップロードと分析
文書や画像を自由にアップロードし、AIによる分析が可能です
5. 視覚化機能
Playground AI、DALL-E、SDXLなどを使用して、1日最大50回の回答を画像化できます
6. APIクレジット
月5ドル分のAPIクレジットが付与され、開発者やプログラマーは、これを活用してPerplexityの機能を自分のアプリケーションに組み込むことができます
これらの機能により、Perplexity Proは単なる検索ツールを超え、多機能な情報分析・視覚化プラットフォームとして活用できます。これが無料で使えるのですから、ソフトバンクユーザーは、ホントにラッキーですよ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR