米Microsoftが7月30日(現地時間)に発表した2024年第4四半期(2024年4月〜6月期)の決算は、売上高は前年同期比15%増の647億3000万ドル、純利益は10%増の220億3600万ドル(1株当たり2ドル95セント)だった。
売上高、純利益ともにアナリスト予測(売上高は643億9000万ドル、1株当たりの純利益は2ドル93セント)を上回ったが、Azureを含むクラウドサービスの売上高は予想を下回った。
サティア・ナデラCEOは発表文で「われわれはプラットフォーム企業として、大規模なプラットフォームを通じて顧客のミッションクリティカルなニーズを満たすことに注力するとともに、AI時代をリードしていく」と語った。
部門別では、Azureやサーバー製品を担うIntelligent Cloud部門全体の売上高は19%増の285億2000万ドルで、アナリスト予測の286億8000万ドルを下回った。「Azureとその他のクラウドサービス」の売上高は29%増だった。これには「AIサービスからの8ポイントの寄与が含まれる」という。AIからの寄与が前四半期より1ポイント増加した。
OfficeやLinkedIn、Dynamicsを扱うProductivity and Business Processes部門の売上高は、11%増の203億2000万ドルだった。コンシューマー向け「Microsoft 365」の加入者数は8250万人に増加した。
Windows、ハードウェア、Xbox、検索のMore Personal Computing部門の売上高は、14%増の159億ドルだった。ここには、米Activision Blizzardの買収でもたらされたゲーミング収益が含まれる。デバイスの売上高は前期に続けて減少(11%減)。Microsoftは6月にCopilot+搭載のSurfaceの新モデルを発売した。
2025年第1四半期の売上高は638億ドルから648億ドルと予想した。
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