8月28日にカイロソフトより配信開始されたNintendo Switch用ソフト「ドラえもんのどら焼き屋物語」の評判が良いようで、9月13日時点のダウンロードソフトランキングで1位になっています。ボクも配信開始と同時に購入し、その面白さにドハマりしてしまいました。
カイロソフトは、都市や会社を経営するゲーム、いわゆる経営シミュレーションゲームに定評のあるメーカーです。ドット調の可愛らしいグラフィックと、煩雑だけどシンプルなゲーム性により、気軽に遊べるゲームを多数生み出しています。ボクもカイロソフトのゲームが好きで、過去作もかなり遊んできたのですが、今作はその中でもダントツに面白い作品でした。
今作では、ドラえもんたちに指示を出して、どら焼き屋を経営していきます。ドットで描かれたドラえもん達は可愛くて、カイロソフト独特の温かみあるグラフィックとこんなに相性がいいとは意外でした。
そして今作品の最大の魅力は、いたるところに散りばめられた、ドラえもんをはじめとする藤子・F・不二雄作品の小ネタの数々。お店の問題を「ひみつ道具」で解決したり、お店の中にある施設を作ると、あのキャラ主催のリサイタルを開けるようになったり……さらには他のマンガの世界ともつながります。
かなりマニアックなものも含め、様々なところに藤子・F・不二雄作品のネタが転がっている本作。条件を満たさないと見られないものも多く、それを見つけるのが楽しくて、つい時間を忘れてプレイしてしまいます。
経営シミュレーションゲームとしての面白さと藤子・F・不二雄先生への愛にあふれた本作は、原作ファンはもちろん、アニメしか見たことのない人でも楽しめる傑作です。経営シミュレーションは難しそうだと二の足を踏まず、遊んでみてください。
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