米Googleのスンダー・ピチャイCEOは9月22日(現地時間)、国連総会の「未来サミット」で基調講演を行い、グローバルなAI教育のための新たな基金「Global AI Opportunity Fund」を発表した。
「世界中のコミュニティでAI教育とトレーニングを提供するために」1億2000万ドル投資する。世界中の非営利団体やNGOと提携し、現地の言語で提供していく計画だ。
ピチャイ氏は、AIのリスクの1つはディープフェイクなどの悪用だが、AI格差もリスクだと語った。AI格差をなくすためには、グローバルにデジタルインフラを整備し(Googleは光海底ケーブルに多額の投資を行っている)、人材を育成する必要があるという。
Global AI Opportunity Fundは人材育成のための投資の一環だ。Googleはこれまでに、「Grow with Google」プログラムで約1億人の人々にデジタルスキルのトレーニングを提供してきた。
ピチャイ氏はAIの「チャンスはあまりにも大きく、課題はあまりにも緊急であり、AIはあまりにも変革的」であるため、「大胆なイノベーションが責任を持って展開されるよう努めていく」と語った。
Google、AIの“幻覚”に対処する「DataGemma」をオープンモデルでリリース
Google、AIによる排出量増加で2030年カーボンフリー目標達成に暗雲
Google、日本とハワイを直結する海底ケーブル他の構築に1500億円投資
Google、欧州でのAIスキル教育に2500万ユーロ(約40億円)投資へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR