セキュリティ企業のマカフィーによると、米国でオンライン詐欺に悪用されやすい有名人を調査した「2024年オンラインで検索すると危険なセレブTOP10」の1位は、俳優のスカーレット・ヨハンソン氏だった。
ヨハンソン氏の肖像は、生成AIの広告や推薦文に本人の許可なく使用され、本人も抗議していた。同社は「オンライン上の詐欺の傾向が、金銭搾取を目的としたものから、有名人の画像や動画、音声などのより広範な悪用へと変わってきている」と分析している。
2位はインフルエンサーのカイリー・ジェンナー氏で、名前と肖像がSNSのプレゼントキャンペーン詐欺、偽製品などに使われた。3位は歌手のテイラー・スウィフト氏。名前と肖像がチケット詐欺や商品プレゼント詐欺、政治的デマにも利用されたという。
4位は俳優のアニヤ・テイラー=ジョイ氏。名前や肖像が無断でプレゼント詐欺に利用され、デマも拡散された。5位は俳優のトム・ハンクス氏。名前と肖像が「奇跡の治療薬や驚異の薬」の宣伝に不正使用されたという。
同社は「サイバー攻撃者が高度なAIツールを使用して、より信ぴょう性の高い詐欺を仕掛けるようになっているため、リスクは増大しており、有名人の名前は興味本位の消費者を惹きつける格好の餌となっている」と注意喚起している。
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