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アマゾンジャパンに公取委が立ち入り検査と複数報道 出品者に値下げを強いたか 独禁法違反の疑い

» 2024年11月26日 13時07分 公開
[ITmedia]

 アマゾンジャパンに公正取引委員会が立ち入り検査をしたと、11月26日に複数のメディアが報じた。同社が運営するECプラットフォーム「マーケットプレイス」において、商品を出品する業者に対し、値下げを強いた疑いがあるという。

アマゾンジャパンに公取委が立ち入り検査と複数報道

 マーケットプレイスでは、複数の業者が同じ商品を扱う場合、商品をカート入れるボタンなどがある「カートボックス」に1事業者の商品のみを優先的に表示し、その他はまとめて別の位置に表示する。

 アマゾンジャパンは、出品業者に対し、商品を「カートボックス」に表示するための条件として、他の通販サイトと比べ「競争力のある価格」であること提示。値下げを要求した他、商品の在庫管理や発送を代行する同社の物流サービスの利用も強いていたという。

 こうした行為が、独占禁止法で禁止されている、優越的地位の乱用や拘束条件付きの取引にあたるとして、公取委は調査を進めるとしている。

優越的地位の乱用とは(画像は公取委公式サイトより)

 なお、アマゾンジャパンでは、大型セール「ブラックフライデー」の先行セールを27日から開催予定としており、こちらへの影響については特にアナウンスされていない状況だ。

大型セール「ブラックフライデー」と先行セールを開催予定(画像はアマゾンジャパンECサイトより)

【訂正履歴:2024年11月27日午後17時 記事掲載当初、マーケットプレイスについて「ECサイト」との記載がありましたが、正しくは「ECプラットフォーム」でした。訂正します】



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