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フェイフェイ・リー博士のWorld Labs、写真から“探索できる”3D生成のAI

» 2024年12月03日 12時00分 公開
[ITmedia]

 米新興AI企業World Labsは12月2日(現地時間)、1枚の画像からインタラクティブな3D世界を生成する技術を発表した。

 world 1

 World Labsは米スタンフォード大学のフェイフェイ・リー博士らが2023年に立ち上げた、3D世界を認識、生成、対話するためのLarge World Models(LWM)を構築する空間インテリジェンス企業。

 写真を3Dモデルに変換するシステムは既にあるが、生成した3Dの世界の中を移動したり、360度見回したりできるのが特徴。「これにより、映画、ゲーム、シミュレータ、その他の物理世界のデジタル表現の生成方法が変わる」としている。


 公式ブログ上には、画面を長押しすると3D内を前進し、スワイプすると周囲を見回せたり、タップするとエフェクトがかかったりするサンプルが多数掲載されている。

 world 2

 ゴッホの「夜のカフェテラス」やホッパーの「ナイトホークス」などの馴染のある絵画から生成された3Dワールドでは、「元の絵画にない部分はAiモデルが生成」し、前進したり見回したりできる。

 world 3 「ナイトホークス」のカフェの周囲がホッパーのタッチに似せて追加されている世界

 World Labsは公式ブログで、これはあくまで初期プレビューであり、「生成される世界のサイズと忠実度を改善し、ユーザーが世界と対話するための新たな方法を模索することに全力を尽くしている」という。

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