壁掛けタイプの暖房機は、エアコンの室内機のように壁に設置する形の暖房機。狭い脱衣所でも離隔距離(暖房機を壁などから離さなければならない間隔)の心配が少なく、接触はもちろん、タオルがかぶさってしまうことも考えにくい。
また節電を考えるなら、人がいなくなったら自動で電源をオフにする人感センサー搭載モデルを選びたい。また使用時にオフタイマーを設定できるモデルも良いだろう。暖房器具のつけっぱなしは省エネにならないばかりか、火災リスクを高めるため、ぜひ人感センサーやオフタイマーを搭載したモデルを選びたい。
コロナの壁掛型遠赤外線暖房機「ウォールヒート CHK-C12B」は、本体の左右の離隔距離が各10cm。ファンを搭載するため温風で脱衣所をすぐに暖めてくれる。また人感センサーを備えるため、人がいなくなれば自動でオフになり、省エネ性も高い。さらに暖房をオフにした状態で送風する機能を備えているため、夏場は扇風機の代わりに利用可能。オールシーズンで活躍する。
山善の「壁掛け式脱衣所温風ヒーター DFX-RJ12」は、人感センサーこそ非搭載だが、1/2/5時間の切タイマーを設定できる。また運転開始後、何も操作をしないと8時間で運転を停止するため、切り忘れても防げる。そのほか壁掛け暖房をドライヤーとして利用できる「ドライヤーモード」を備え、温風/送風を切り替えて利用できる点もうれしいポイントだ。
おすすめの壁掛けタイプは、脱衣所の壁が窓やドア、洗面台や棚などで埋まっている場合は利用できない。また設置工事が必要なモデルが多く、買ってきてポンッと設置して使い始められるわけではない。
そこで次に候補として挙がるのが、一般的な床置き型の暖房器具となる。
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