コロナ禍の在宅勤務時間に“おうちコーヒー”にハマったという人は多い。通常のドリップコーヒーに加えて、ミルを搭載し、常に挽きたてが淹れられる全自動コーヒーメーカーも製品数が増加。家庭でもよりおいしいコーヒーが淹れられることから、コーヒー好きの人気を集めている。
全日本コーヒー協会の調査でも、コロナ禍の2022年には、1人が1週間に家庭で飲むコーヒーの消費量は7.67杯まで上昇。さらに1人が飲む量も、レギュラーコーヒーがインスタントコーヒーを抜くなど、よりおいしさが求められているのだ。
そんななか、一部の上級者に人気なのがコーヒー豆の焙煎だ。生豆を自家焙煎することで、煎りたてから時間経過で変わっていくコーヒーの風味が楽しめる。家庭用焙煎機にはさまざまな製品があるが、長く支持を集めているのがダイニチ工業のコーヒー機器だ。カフェプロシリーズは20年以上売れ続けているロングセラー(累計販売台数は非公表)で、ラインアップは焙煎機能付きコーヒーメーカーと、焙煎機の2シリーズ。24年4月には2シリーズともデザインを一新し、ともに新モデルが登場した。
そこで、焙煎機能付きコーヒーメーカーが長く売れ続ける人気の理由について、製品の開発担当の内海茂雄さんに話を聞いた。
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