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家電メーカー、円安のダメージは? 現状と対策を聞いた知らないと損!?業界最前線(1/6 ページ)

» 2023年12月28日 07時00分 公開

 家電製品の値上げが続いている。

 きっかけとなったのは2020年頃から発生した半導体不足と、22年初頭から始まった大幅な円安だ。

 17年頃からずっと110円前後で推移していた米ドル/円の為替は21年末の115円前後から一気に変動。22年10月には150円超まで円安が進行した。現在は少しもどしているものの、23年12月末現在では142円とまだ、かなりの円安が続いている。22年にはこの円安の煽りを受けて家電の値上げが続いた。

 そこで各社の決算発表などを元に、23年の家電製品の売り上げ動向と、各社の対策について取材した。

家電メーカー大手では、円安による原材料高騰などへの対策として指定価格制度を導入するメーカーもでてきている(写真は、日立グループの多賀事業所で生産されるドラム式洗濯乾燥機)
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