ITmedia NEWS >

シャープの「聴覚拡張型イヤフォン」は補聴器の技術を生かした“集音器“にもなるワイヤレスイヤフォンだった(2/3 ページ)

» 2025年02月28日 07時14分 公開

 私はここで「標準」「コンサート」「テレビ・動画」「スピーチ」という自分に関係ありそうなシーンを選びました。この内容をアプリからイヤフォンに転送して、SUGOMIMIのセットアップは完了です。

シーン選択。実はこの段階では「シーン」が何を指すのか分かっていませんでした

 一番テストしやすい「テレビ・動画」モードでテストしてみたところ、まるでテレビに一歩近づいたかのような感覚になりました。電車の中でも使ってみると、少し遠いところで話している声がいつもより鮮明に聞こえたことにびっくりしました。

 また、個人的に気になった「コンサート」もライブ演奏の動画を使ってテストしてみました。こちらの方がより音源が手前にきている感じがあります。実際のコンサートでは、もっと効果的に聞こえるのではないでしょうか。

 シーンと自分の相性をテストするための音源もアプリに用意されています。ここで音を選ぶと、スマホからそれぞれの音が出て、SUGOMIMIのテストができるということです。

「コンサート」
サンプルの音は各シーンにひもづいています

 なお、このリスニングモードのときに、イヤーチップのサイズがちゃんと合ってないとホワイトノイズばかり聞こえるようになってしまいますので、普通のイヤフォン以上にイヤーチップのサイズは選んでください。

親切設計も良し

 SUGOMIMIの充電ケースには、他にはあまりない特徴があります。それは充電ケースへの充電の部分。普通、充電ケースにはUSB Type-Cのケーブル穴がついているだけですが、このSUGOMIMIの充電ケースにはUSB Type-Aのプラグが本体に隠れています。

2つの方法で充電できるSUGOMIMIの充電ケース

 あまり見ない仕様ではありますが、この仕様だとケーブルがなくても充電できるわけで、親切な設計ともいえます。また、この親切設計は商品全体でも貫かれていて、イヤフォンを装着すると「充電できています」とか「つながりました」とアナウンスしてくれます。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

あなたにおすすめの記事PR