この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「国内パブリッククラウド市場規模、5年後には昨年比2倍以上の8兆円超に。IDC Japan」(2025年3月5日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
調査会社のIDC Japanは日本国内のパブリッククラウド市場予測を発表しました。
発表によると、国内における2024年から2029年のパブリッククラウド市場は年平均16.3%で推移し、2029年の市場規模は2024年と比較して2.1倍の8兆8164億円になるとのことです。
同社は、2024年の国内パブリッククラウド市場は生成AIの活況によって関連製品やサービスが大きく売り上げを伸ばしたと指摘。
また、Webシステムやパッケージアプリのような、クラウドに移行しやすいシステムのクラウドマイグレーションはピークを過ぎたものの、レガシーシステムやスクラッチ開発したシステムのクラウドマイグレーションの本格化が見られたとしました。
その上で、今後の国内パブリッククラウドサービス市場は、クラウドマイグレーション、クラウドネイティブ化、生成AIの活用、デジタルビジネスに対する投資の拡大によって、高い成長を継続すると予測しています。
同社の松本聡氏(Software&Servicesリサーチディレクター)は「ベンダーはユーザー企業の業務変革を支援すると共に、AI Everywhere(どこでもAI)時代における競合優位性を示すためにアーリーアダプターに対するアプローチの強化とコミュニティの活性化を図るべきである」とコメントしています。
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