アニメ「薬屋のひとりごと」製作委員会は3月5日、日本薬剤師会とコラボした「お薬手帳」がフリマサイトなどで多数転売されているとして注意喚起した。出品および購入を控えるように呼び掛けている。
コラボはお薬手帳の重要性の訴求を目的としていたが、「大変残念なことに」フリマサイトなどでの転売を多数確認しているという。アニメ公式は「コラボお薬手帳の転売はおやめください。また転売されているコラボお薬手帳の購入もお控えください」と強い調子で呼び掛けている。
主人公・猫猫(マオマオ)の描き下ろしイラストを表紙にしたコラボお薬手帳は、計113万部を制作した。ただし単なる配布や販売は行わず「処方箋に基づいて調剤した医薬品を記録するために活用する」ことになっていた。
同デザインのポスターには、利用者に向けてお薬手帳の持参を促し、薬剤師に相談することの重要性を訴えるメッセージを記載した。ポスターは日本薬剤師会加入薬局や病院など5万2750カ所を対象に3月から順次無償配布している。
薬屋のひとりごとは、日向夏さんの小説を原作とするアニメ作品。花街で薬師をしていた猫猫が後宮の女官となり、薬と毒の知識を生かして謎解きに挑む。現在、アニメ2期を日本テレビ系列で放送している他、Amazonプライムビデオなど各種プラットフォームで配信している。
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