2004年に米Diggを立ち上げたケビン・ローズ氏(48)は3月5日(現地時間)、かつてのライバルで米Redditの共同創業者、アレクシス・オハニアン氏(41)と共に、Diggを買い戻したと発表した。
新生Diggで、AIを活用してユーザー体験を向上させる、人間中心のメディアプラットフォームを目指すとしている。CEOには、ローズ氏の長年の協力者、ジャスティン・メッゼル氏が就任する。ローズ氏は会長を務める。
Diggはかつて、ソーシャルメディアの先駆けとみなされ、一時期は4000万人のユーザーを擁したが、米Facebook(現Meta)や米Twitter(現X)などに押されて衰退し、2012年に米メディア企業Betaworksに買収された。ローズ氏は2011年にDiggを離れ、米Google入りした後、投資家になっている。
「現在のソーシャルメディアの状況では、コミュニティの議論はますます攻撃的で、雑然とした、疲れるものになっている。ユーザーは、誤報、スパム、敵対的なやり取りを乗り切るための精神的負担に悩まされている」とし、2人のこれまでの経験を、AIなどのテクノロジーと組み合わせることで「人間らしたと絆を重視したオンライの場」になることを目指すという。
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