退職代行サービス「モームリ」を運営するアルバトロス(東京都港区)は3月18日、2024年度にサービスを利用した新卒1814人分のデータを公開した。利用件数の44%は入社から3カ月に集中していた。
月別の利用者数は、5月が298人で最も多く、4月と6月も250人を超えた。退職理由では、業務内容が事前に聞いていた話と異なる、休日の扱いが説明と違うといった「入社前の契約内容・労働条件と勤務実態の乖離(かいり)」が約半数を占めた。
モームリは「事前の情報と実際の職場環境のギャップは退職を引き起こす大きな要因」と指摘。この時期は入社して間もないため相談できる人も少なく、一人で悩みを抱えやすいと分析している。
一方、7月以降の退職理由は「いじめやパワハラなどの人間関係」が1位に浮上。4〜6月より1割以上も増えていた。キャリアや給与面の不満は少なかった。
職種別ではサービス業がダントツ1位で17.5%を占めていた。2位は営業の12.2%。これに医療関連、販売業、製造業と続く。
モームリは、本人に代わって雇用主に退職の意思を伝え、退職を支援するサービス。料金は正社員2万2000円、アルバイトは1万2000円となっている。
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