セガは3月19日、不正課金に関する注意喚起を行った。ゲーム通貨やアイテム、アカウントなどを金銭で売買する行為「リアルマネートレード」(RMT)を募るWebサイト上で実際に起きた事件について解説。「課金代行」と呼ばれる行為などは、絶対に利用しないでほしいと訴えている。
2024年8月、セガのゲームアプリのゲーム内通貨を詐取したとして電子計算機使用詐欺容疑で複数人が逮捕される事件が起きた。犯行グループは「課金代行サービス」としてRMTサイトでアカウントを譲渡・貸与してくれる人を募り、そこで得たアカウントを利用してセガのサーバに虚偽情報を送信。ゲーム内通貨を不正取得し、RMTサイトで通常価格よりも安く販売していた。
この事件では犯行グループ以外にも、課金代行に応募してゲーム内通貨を入手したユーザーも不正に関与したものとして逮捕・起訴され、有罪判決を受けたという。このため「課金代行」「課金チャージ代行」「ゲーム内通貨の導入代行」などのサービスは絶対に利用しないようにセガは訴えている。
このような事態を未然に防ぐべく、セガは「ゲームアプリでは不正課金行為や不正課金につながりうる第三者にアカウントを譲渡・貸与する行為は利用規約上全て禁止している」と説明。これらの行為を確認した場合、アカウントの停止対応を取っており、疑わしいものは警察への相談も行っているという。
「ポケポケ」、RMTなどに注意喚起 SNSにはアカウント売買誘う投稿も
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