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明日開催、キーボードの祭典「キーケット2025」見どころは? 前回から規模2倍、出展物も多様に

» 2025年03月21日 11時00分 公開
[ITmedia]

 国内最大級の自作キーボード即売会「キーボードマーケット トーキョー」(略称:キーケット)の第2回が、あす3月22日に開催される。初回となる前回は入場チケットが事前販売のみかつ完売していたが、今回は当日券も用意する。運営事務局代表のびあっこ(@Biacco42)さんに見どころを聞いた。

2024年3月に開催した第1回キーケットの様子(撮影:編集部)

会場・出展者・企業数が2倍に 「大きくなっただけでなく多様に」

 イベントは、自作キーボード愛好家有志で構成される「キーボードマーケット運営事務局」と、自作キーボード専門ショップ遊舎工房の共催。開催場所は東京都立産業貿易センター台東館4階。日時は3月22日(土)の午前10時から午後4時まで。

 前回からの一番の変化は「会場やサークル出展者数、協賛企業数全てが約2倍になった」とびあっこさん。「単純に規模が大きくなっただけでなく、出展者が増えた分だけ出展物も多様になった」(同)。今回の参加サークル数は58で、前回の36から22サークル増加となった。

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サークル展示・販売の様子(提供:キーボードマーケット運営事務局)

 協賛企業はPFU(HHKB)や東プレ(REALFORCE)、ダイヤテック(FILCO)といった高級キーボードメーカー、moimateやBaseKeysといったカスタムキーボードメーカーが前回から継続。新たにNuPhyやLofree、LEOPOLD、ZENAIM、Keeb-On!が協賛する他、PC販売代理店のアスク、現在は販売のない高級キーボード「Libertouch」を手掛けるFCLコンポーネント(旧富士通コンポーネント)も初参加となる。

 共催の遊舎工房は前回同様に秋葉原の店舗を休業し、会場の壁一面を使って出張店舗および工作室スペースを展開する。工作室スペースでは自作キーボードの組み立てに必要な一通りのはんだ付け作業を体験できる他、最近の自作キーボードの潮流の一つであるトラックボールの取り付けを練習できるワークショップも用意する。

キーケット2025の配置図(提供:キーボードマーケット運営事務局)

先行入場チケットは200枚瞬殺 今回は当日でもチケット購入可

 前回は入場チケットを1000枚用意し完売していたが、今回は会場キャパシティが2倍になったため、2000人程度までの入場を想定している。開場の午前10時から入場できる先行入場チケットは200枚用意したが、販売開始から3分で完売。午前10時30分から入場できる通常チケットは引き続き販売中。

 前回は事前販売のみで当日券を求める声が一定数あったことから、今回は当日でもチケットを買えるようにした。ただし、会場キャパシティを大きく超える場合には販売終了になる場合もあるとしているため、確実に行きたい場合は早めに確保した方が安心だ。

 びあっこさんは開催に向けて「自作キーボードというと敷居の高いイメージもあるが、まだやったことのない人こそ来てほしい。既製品を見るだけでも普段の量販店以上にそろう上、各サークルの独創的なキーボード関連商品を一気に見られる機会はレア。そんなお祭り感を楽しんでもらえたら」と思いを話した。

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