フランスのゲーム会社であるUbisoftは3月27日(現地時間)、「Assassin’s Creed(アサシンクリード)」などの開発チームを子会社として年内に独立させると発表した。新会社には中国のゲーム大手、Tencentも出資する。
新会社には、アサシンクリードに加え、「Far Cry」「Tom Clancy's Rainbow Six」などの開発チームが含まれる。今後はゲームのマルチプラットフォーム展開やリリース頻度の向上、無料でプレイできるタッチポイントの拡大などに注力する。Tencentは、合計11億6000万ユーロ(約1890億円)を投資するとしている。
Ubisoftのイヴ・ギユモCEOは「今日、Ubisoftはその歴史の中で新しい章を開く」という。「子会社の創設により、私たちは資産価値を上げ、バランスシートを強化し、これらフランチャイズ(3つのゲーム)の長期的な成長と成功に最適な条件を作り出した」としている。
Ubisoftは、近年大ヒット作に恵まれず、24年春に発表した最新作「アサシン クリード シャドウズ」も誤った歴史認識に基づく言動などで物議を醸し、2度にわたり発売を延期するなど苦しい状況が続いていた。なお、3月20日に発売されたアサシン クリード シャドウズは好調だとしている。
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