レグザブランドのテレビを製造販売するTVS REGZA(神奈川県川崎市)は4月8日、GoogleのLLM「Gemini」をコンテンツの検索に活用したテレビ「X9900Rシリーズ」などを発表した。夏に予定しているソフトウェアアップデートにより対話形式になる予定で、あいまいな要望にも的確に答えるという。
リモコンの「ボイス」ボタンを押しながらGeminiに話し掛けると、Googleが提供する音声認識サービスによって画面に会話が表示され、見たいものを探せる。例えばちょっと時間が空いた時に「30分くらいで楽しめるものない?」などと言うと、Geminiは「今話題のドラマ」「途中まで見ていたアニメ」「新着のおすすめ」といった候補を挙げる。
「ドラマがいい」といえば、新着ドラマをピックアップしてリスト表示。過去の視聴履歴なども参照し、ユーザーの好みに合う番組を選び出す。後は「2番目のやつをお願い」などと指示すれば再生が始まる。
TVS REGZAは、Gemini連携により「コンテンツ検索において、従来は困難だった抽象的な言葉に対しても発話内容の文脈を理解し、適切なコンテンツを提案する」としている。
X9900RシリーズのようなTVS REGZAの上位機は、全チャンネルを常時録画する「タイムシフトマシン」機能を搭載しているうえ、YouTubeやバンダイチャンネルなどのネット動画にも対応しているため扱えるコンテンツは膨大。このため歴代のモデルでユーザーが見たい番組に容易にアクセスするための検索/ナビゲーション機能を充実させてきた。
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