米Googleは4月9日(現地時間)、米ネバダ州ラスベガスで開催の年次イベント「Google Cloud Next 2025」で、韓国Samsung Electronicsが2020年に発表した家庭用AIコンパニオンロボット「Ballie」の最新モデルに、Googleの生成AIモデル「Gemini」を搭載すると発表した。
Gemini搭載のBallieは、今夏に米国と韓国で発売の予定。事前登録サイトは公開されているが、価格や詳細なスペックはまだ不明だ。
Gemini on Google Cloudの搭載により、Ballieはユーザーに対してパーソナライズされたインタラクションとプロアクティブなホームアシスタンスを提供できるようになるという。例えば、照明の調整、玄関の来訪者とのリモート会話、スケジュールのパーソナライズ、リマインダーの設定などが可能になる。
Geminiのマルチモーダル機能とサムスン独自の言語モデルを活用して、音声、カメラからの視覚データ、環境センサーからのデータなど、多様な入力を処理し、理解する。
例えば、朝の服装に迷ったら、候補の服を着てBallieの視界に立ち、「ヘイ、Ballie、どう見える?」と尋ねると、Ballieは新しいアクセサリーを試したり、カラフルなシャツを追加したりといったスタイリングに関するアドバイスを提供する。
昨年には、GeminiがSamsungのスマートフォン「Galaxy S24」シリーズに搭載された。今回の提携は、この成功に基づいているという。
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