クレジットカード事業者など800社超が加盟する信用情報機関のシー・アイ・シー(東京都新宿区)は4月28日、個人の信用情報を第三者に開示した可能性があると発表した。第三者がネット経由での開示サービスを悪用し、本人になりすまして開示請求した可能性があるという。
28日時点で、22人からの開示請求に不正な申込みの疑いがある。事態を受け、同社はインターネットでの信用情報開示を一時停止。2024年11月に開始した、個人が自身の信用情報を数値化したスコアを確認できるサービス「クレジット・ガイダンス」も、第三者への提供停止手続きを除き、ネット経由での申し込みを停止する。いずれも、郵送での申請は受け付ける。
個人情報保護委員会や金融庁、経済産業省には報告済み。同社は今後、警察にも相談する他、加盟企業と協力し、なりすまされた可能性がある顧客に連絡する。サービスの再開については今後公式サイトで情報を公開する。
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