LINEヤフーは4月30日に、日本国内における決済サービス「LINE Pay」の提供を終了する。2014年12月のサービス開始から約10年で幕を下ろす形となった。残高については、8月21日まで指定口座への払い戻し対応を受け付ける。
同社は2024年6月、「国内の送金・決済サービス領域を『PayPay』に一本化する」として、LINE Payのサービスを段階的に終了すると発表。10月には送金・送付サービスを終了し、11月には新規アカウントの登録受付も停止した。
2025年1月にはバーチャルプリペイドカード「LINEプリぺ(Visa)」の支払い機能を終了し、3月下旬にはチャージ機能、4月下旬には決済機能、後払いサービス「チャージ&ペイ」、銀行振込、出金サービスなどを順次停止した。支払いや入出金の履歴閲覧機能も4月末以降、順次利用できなくなる。
LINE Payの国内登録者数は、2024年5月時点で4400万人を超えていた。PayPay株式会社への事業譲渡は行わないが、一部の事業はLINEヤフーが継承する。タイと台湾でのサービス提供は今後も継続するという。
なお、クレジットカード「LINEクレカ」「LINEクレカ(P+)」は、引き続き有効期限まで利用できる。
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