米Uber Technologiesは5月14日(現地時間)、ニューヨークのThe Oculusで開催したイベント「Go-Get 2025」で、固定ルートの乗り合い乗車券や会員パスの拡大など、“毎日の出費を節約できる”一連の新サービスを発表した。
「Route Share」は、平日の通勤時間帯に利用できる相乗りサービスで、ユーザーはバス停のような乗降ポイントまで短距離を歩くことで、最大50%の割引が受けられる。平日の通勤時間帯に、混雑する主要なルート沿いで20分ごとにピックアップがある。通勤費の福利厚生の対象とするために、雇用主との提携も検討される予定だ。
「Price Lock Pass」は、月額2.99ドルで特定のルートの価格を固定できる定期券のようなサービス。毎月最大10ルートのパスを購入できる。
「Prepaid Pass」は、決まったルートでの複数回分(5、10、15、20)の乗車料金を前払いできる回数券のようなサービス。前払いする乗車回数が多いほど割安になる。
AIを活用した「Commute Alerts」は、個人の乗車履歴、利用可能なドライバー、リアルタイムの価格トレンドに基づいて、配車をリクエストする最適な時間を通知する機能。自宅と職場の詳細を入力することで利用できる。
この機能は、新アプリ「Commute Hub」で今夏に提供開始する予定だ。
Uber Eatsアプリに「Savings Slider」が追加される。買い物リストを作成すると、アプリがストア内の価格を比較したり、リスト上のアイテムについて、安価で販売している近くの食料品店を推奨したりする。スライダーを右にスライドすると、より良い取引を確認できる。
「Dine Out」は、米OpenTableとの提携によってUber Eatsアプリから直接レストランの予約を可能にする機能。北米や英国など、一部の地域で間もなく利用可能になる。
「Shared Autonomous Rides」は、4月に発表した独Volkswagenとの提携によって開始される初の共有自動運転配車サービス。Volkswagenの「ID. Buzz AD」で、2026年初頭にまずはロサンゼルスで開始する計画だ。
UberとUber Eatsで利用できるサブスクリプションサービス「Uber One」で、Uber Rentを利用したり、UberでLimeに乗車したりすると、10%のUber Oneクレジットが還元されるようになる。
また、16日から23日まで開催する初のUber One Member Day期間中は、例えばUber Blackが20%オフに、Comfort Electricが40%オフになるなどの大きな割引が実施される(開催地域については発表されていない)。
Volkswagen、Uberとの提携で2026年にID.Buzzのロボタクシー配車へ
Uber Eats、13〜17歳も注文可能に アルコールの注文はどう防止?
Uber EatsをWaymoの自動運転車が配送──アリゾナ州フェニックスで
Uber Eatsのサブスク「Uber One」に学割サービス 日本でもCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR