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E2EEメッセージングのSignal、Microsoftの「リコール」による自動スクショを阻止する初期設定に

» 2025年05月22日 11時40分 公開
[ITmedia]

 E2EEメッセージングアプリ「Signal」を提供する米Signal Messengerは5月21日(現地時間)、Windows版アプリに「Screen Security」機能を追加したと発表した。Microsoftが「Copilot+ PC」の目玉機能として紹介した「Recall」(日本では「リコール」)による自動スクリーンショット記録を防ぐ。Windows 11上のアプリでは、デフォルトで有効になる。

 recall

 リコールは、ユーザーの操作を要所要所でスナップショット(スクリーンショット)として記録し、プロンプトを使って操作したファイルやアプリを探せる機能。

 Signalは「なぜScreen SecurityがWindows版アプリにのみ追加されているかというと、この設定の目的が、SignalメッセージをMicrosoftのリコールから保護することだからだ」としている。

 この機能が有効な状態でSignalアプリのスクリーンショットをユーザーが撮ろうとすると、何も表示されない。積極的にスクリーンショットを撮りたい場合は[Setting]→[Privacy]→[Screen Security]でこの機能を無効にできる。無効にするたびに警告が表示されるので、誤って無効にする可能性は低いとしている。

 signal 警告画面

 この機能はWindows版にのみ適用される。

 Signalは「メッセージングアプリは、あなたの人生のすべてを垣間見ることができる窓だ」とし、「Microsoftのような企業は、自社のプラットフォームをSignalのようなプライバシー保護アプリに適した基盤として維持していく責任がある。それが果たせなくなるなら、われわれはプラットフォームのサポートを停止せざるを得ない」と語った。

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