米Signal Messengerは2月20日(現地時間)、E2EE(エンドツーエンドの暗号化)のメッセージングアプリ「Signal」で「username」を導入すると発表した。Signalではこれまで、チャットするにはサインアップで使った電話番号を表示する必要があったが、電話番号の代わりに一意のusernameを使えるようになる。この機能はまだβ段階で、向こう数週間をかけて全ユーザーにロールアウトする予定。
usernameを設定すると、最新版のSignalを使っていて、スマートフォンの連絡先にまだ電話番号が保存されていない相手には、電話番号が表示されなくなる。
Signalにはもともとプロフィール名があり、こちらがXやInstagramのユーザー名に当たる。usernameは電話番号を共有しないためのツールという位置づけだ。usernameはプロフィールにも表示されず、検索しても表示されない。
usernameを使って初めての相手にメッセージを送り、相手がそれを受け入れると初めてプロフィール名が表示される。
usernameは、[設定]→[プロフィール]で作成できる。
Signalはまた、初期設定でユーザーの電話番号を表示しないよう設定を変更した。自分の電話番号を表示したい場合は、[設定]→[プライバシー]→[電話番号]→[私の番号を表示できる人]で変更できる。さらに、電話番号での検索結果に表示できないように設定できるようになる。[設定]→[プライバシー]→[電話番号]→[私の暗号で私を見つけられる人]で「nobody」に設定する。
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