政府が放出した備蓄米の販売を巡り、各社のECサイトは殺到するユーザーの対応に追われている。5月29日には、楽天やアイリスオーヤマが備蓄米の予約や販売を始めたが、前者は開始早々に売り切れ、後者はECサイトがアクセス集中でダウンした。さらに、フリマアプリからは続々と備蓄米の出品禁止が発表されており、まさに“米騒動”といった具合だ。
楽天は29日正午過ぎに「楽天市場」で備蓄米の販売や予約(5kgで2138円)を開始。しかし販売分・予約分ともに、当日午後1時過ぎには売り切れた。Xでも、日本のトレンドに「古古古米」「楽天の備蓄米」が入るなど話題に。なお楽天は、今後も定期的に再入荷・販売を行う予定だ。
アイリスオーヤマのECサイト「アイリスプラザ」も、午後1時に予約販売をスタート(同2160円)したが、その前後からアクセスが集中し、Webサイトそのものにつながりにくい状態に。その後午後2時40分までに復旧したが、同日分は完売したとして、予約を終了した。こちらも再販売を予定しており、次回は30日午後1時に受付を開始する。
2社に加え、LINEヤフーも最短で6月上旬に予約販売を開始する予定だ。「Yahoo!ショッピング」内の「LOHACO by ASKUL」で提供予定だが、楽天やアイリスプラザと同様、アクセス集中も予想される。
一方で、フリマアプリ各社も転売対策に向けて動き出している。LINEヤフーは28日、オークションサイト「Yahoo! オークション」やフリマサイト「PayPayフリマ」で備蓄米の出品を禁止する方針を発表。出品者アカウントを削除する可能性もあるとしている。メルカリや、フリマサイト「楽天ラクマ」を運営する楽天グループも、同様の方針を29日に発表した。
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