米国防総省は6月16日(現地時間)、米OpenAIと2億ドルの契約を締結したと発表した。この契約に基づき、OpenAIは、軍事分野とエンタープライズ分野の両方における国家安全保障上の重大な課題に対応するため、最先端のAIプロトタイプ能力を開発する。完了予定は2026年7月。
OpenAIのサム・アルトマンCEOは4月、同社の取締役で元国家安全保障局長のポール・ナカソネ氏との対談で、「われわれは国家安全保障の分野に携わらなければならないし、携わることを誇りに思っており、本当にそうしたいと思っている」と語っていた。
OpenAIは公式ブログで、この契約には「軍人やその家族の医療サービス提供の改善、プログラムおよび調達データの閲覧方法の効率化、そして積極的なサイバー防御の支援などが含まれる」とし、「すべてのユースケースは、OpenAIの利用ポリシーとガイドラインに準拠する必要がある」と説明した。
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