イオンは6月26日、コード決済サービス「AEON Pay」とタッチ決済サービス「WAONタッチ」間で残高を移行できるようにした。これによりAEON Payを使える店舗数が実質的に拡大し、現在の約1.4倍に当たる約430万カ所で利用可能になるとうたう。両サービスの連携を強化し、よりユーザー規模の大きいWAONの利用者をAEON Payに取り込む施策とみられる。
残高の移行は、AEON Payの管理・利用が可能なスマートフォンアプリ「iAEON(アイイオン)」「イオンウォレット」上で可能に。どちらも、片方から移したい額をアプリ上で都度指定し、もう片方にチャージする方式だ。
決済金額の一部を特定の地域に寄付できる「ご当地WAON」機能もAEON Payとの連携を強化した。AEON Payにひも付けた銀行口座から残高をチャージして支払う「チャージ払い」を使った場合でも、指定した地域への寄付を可能にした。
AEON Payの会員数は2024年11月時点で延べ1145万人。一方のWAONは、記名会員だけで3600万人という。イオンは「コード決済の利用が増えている」ことを背景に、WAONユーザーによるAEON Payの利用を促進するとしている。
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