米Appleは、音声アシスタント「Siri」の最新版に利用する人工知能(AI)技術について、自社製ではなく米Anthropicもしくは米OpenAIのモデルを検討している。ブルームバーグが30日、事情に詳しい関係者の話として伝えた。
報道によるとAppleは、Anthropic、OpenAI両社と大規模言語モデル(LLM)の使用に関する協議を進めており、Appleのクラウドインフラ上でテストできるLLMの学習を要請したもようだ。
Appleによる外部のAIモデル活用調査はまだ初期段階で、実際に利用するかどうかの最終決定には至っていないという。
米Amazon.comが支援するAnthropicはコメントを拒否し、AppleとOpenAIはコメント要請に回答していない。
Appleは今年3月、AIによって機能が強化されたSiriの投入時期が来年にずれ込むと表明したが、その理由は示さなかった。
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