愛知県内の高校を受験する中学生を対象とした模擬試験「愛知全県模試」を運営する学悠出版は、自社Webサイトが外部からの不正アクセスを受け、塾関係者や受験生ら約32万2000件の個人情報が流出したおそれがあると発表した。現時点でこれらの情報が不正に利用された報告は確認されていない。
内訳は塾関係者が約8000件、模試の受験生が約31万4000件。流出の可能性がある個人情報は、主に塾関係者の氏名やメールアドレス、電話番号、住所など。受験生の氏名や住所なども流出した可能性はあるが、多くは暗号化していたり、学悠出版が保有するデータベースと照合しない限り個人を特定できないものだとしている。
学悠出版が外部からの不正アクセスを確認したのは4月下旬。SQLインジェクションによる攻撃とみられ、社外のセキュリティ専門企業と連携して対策を講じた。関係者には個別に連絡をとって謝罪している。
学悠出版は「今回の事態を重く受け止め、社外のセキュリティ専門企業の助言も受けながら再発防止に徹底して取り組む」としている。
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