紳士服チェーン「はるやま」などを展開するはるやまホールディングスは6月30日、同社グループのサーバが外部から不正アクセスによるランサムウェア被害を受け、業務データなどが暗号化されたと発表した。
この影響で、オンラインショップや店舗のポイントサービスなどが利用できない状態になっている。情報流出の可能性は「調査中」としている。
6月26日に不正アクセスを検知。サーバーをネットワークを切り離すなど対策を講じた上で、被害を調査したところ、ランサムウェアにより複数サーバが暗号化されていたという。同日に対策本部を設置し、対応を進めている。
サーバーに保存していた各種業務データと業務用ソフトが暗号化され、アクセス不能な状況。このためグループ店舗でのポイントサービスやオンラインショップ、スマートフォンアプリなどが利用できない状態になっている。
「被害の全容を把握するには、今しばらく時間を要する見込み」という。引き続き原因究明とシステム保護・復旧に向けて取り組む。
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